営業職のときに何が困っていたかってお客様宅で「あんこもの」が出されることでした。
特に羊羹と最中の食べづらさはいまだに覚えているくらいです。
(噛んでるフリしてお茶で丸のみです)
それくらい「あんこ」と距離があったのですが、ここ数年たまにあずきを炊くようになりました。あんこ好きな方がうれしそうに言う「粒あんよりこしあん」とか「あんぱんは粒あん」とか「どこどこ和菓子屋のあんこが自分的に最高!」のような好みはないし、あんこの美味しさもまだよくわからないまま炊いています。
ついに目分量で行く?
なんだか妙にあずきが炊きたくなり、用意を済ませて「さぁ計量しよう!」と思ったらスケールの電池が切れてました。

さぁどうする?
いつも計量してあんこを作っているのでちょっと不安。
そもそもあんこに目指している味というのを設定していないので測らないとおいしくないのでは?と思うものの、そろそろ新しいあんこにも出会いたくてスタートしました。
今までで最高の出来!うれしい!
結果、今までで一番おいしくできました。やった!!

これまではずっと土鍋で作っていたのですが、仕上がりがきれいすぎるので鍋を変えてみたのがよかったのかな?
それよりも目分量?
あずきと砂糖(ふたつまみのお塩)だけなのに、あなどれないおもしろさです。
ひろがるあんこの世界
今回はあんこを冷凍するつもりだったのですが、おもしろくなったついでにはじめて寒天と合わせてみました。
羊羹のできあがり!!
簡単すぎる。

しかも、今まで丸のみしてきたどの羊羹よりも美味しかった!!
これからだったらアイスクリームと抹茶に合わせて和風パフェもできるし、水まんじゅうは夏にかかせません。
秋になればあんまんもできる。どらやきも?
あんこがあればなんでもできる!!
すごいことに気付いちゃった!
しかも。アイスクリームに合わせるあんこと水まんじゅうにあわせるあんこは違うんでしょうね?
あぁ追及したい。
その違いをどこまでもどこまでも・・・
もはやあんこ道に足を踏み入れてしまったもようです。
(帰れないかも)
きっかけはあずきの話から
何で知ったのか時間がたってもう覚えていないのですが、あずきはエネルギーが高いということを知り、そのエネルギーを高めるために調理をするときに1粒1粒選別しているという話を聞き、やってみたのがきっかけです。

一袋のあずきを1粒1粒見て、欠けているものをや形よくふくらんでいないものを外して残ったツヤツヤのあずきの中に手を入れてみたときに感じた、なんとも言えないほんわかしたものが満ちてる感覚に「これは!」と思ったのがきっかけです。
あずきの赤色が魔除けになるとよく言われていますし、魔が入らないようにあんこを食べるなども言いますよね。
今では思いがけずあんこものを頂くときはありがたく頂いております。
小豆のエネルギーを感じつつ、何かいいものができないかとおいしいあんこを作りたいです。
コメント