家の敷地に入ってすぐのところに枇杷の木が1本あるのですが、住み始めてもなかなか実がならず、「これはビワ茶のために植えたに違いない」と思っていたのですが、どうやら違ったみたいです。今年はラッキーなことに入居して8年、3度目の収穫ができました。
枇杷が結実するための条件
今年久しぶりに枇杷がなったのは冬に花が咲いたときの気温が高かったからのようです。
マイナス3℃を超えると結実がすくなくなるようなんですが、
今年は暖冬だったので、何も手入れをしていなかったのにまずまずの大きさの実がなってくれました。

もし暖冬の年があれば大きな実が確実になるように間引くといいんだなと思いました。
偶然からの勘違い
枇杷の木の根本は塀と側溝に挟まれており、あまり土が見えない場所なのですが、実がならないのは肥料が足りないから?と有機の肥料を与えたことがあります。
その年は暖冬だったのでしょうね、たまたま実がなったので、「やはり手をかけないと実はならないな」と思っていました。

今年も開花時の気温のことを知るまでは、何もしていなかったのに「今年はよく庭に出たから(枇杷の木が)うれしがったにちがいない」などと勘違いも甚だしいですね。
結実する結果がでる
私はとてもせっかちなところがあるので、少し何かを始めるとすぐに結果がほしくてたまりません。結果の方にばかりフォーカスし、すぐに手元がおろそかになってしまいます。
枇杷の木は種を植えると結実するまでに8年!かかるそうです。
今年久しぶりに実がなったことに気をよくした私は食べた後の枇杷の種を植えるつもりでとってあるのですが、「8年」という長さに本当にひるんでしまいました。

いろんな意味で植えていいのか?と思ってしまい種をまだ植えていません。
そうこうしていたら8年が9年に9年が10年になるのですよね。
結実する、結果がでるという一瞬には、この種を植える前の時間だって入っている。

例えば自分にとってこれから何が実を結ぶのか、見えなくてわからない今日という日も、
ちゃんと結実の時間に含まれているんだと思う。
そう思うとちょっと気持ちが落ち着く。気がする。

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