移住のススメ お水編

LIFE

先日大雨が降ってから少し水が濁り、それから半日で井戸が枯れてしまうようになりました。

どうやらどこかで水漏れがあるようです。

築100年超えの広い広い古民家に越してきて8年目、いつか起こるかもしれないと思っていたことが起きたのかもしれません。

移住というほどの距離を移動したわけではないのですが、移住するときにまず考えたのがお水のことでした。

移住って通勤や結婚のために住まいを決めるわけではないので、これからどんな暮らしをするのかを実現できるところを選ぶことです。

環境がよかったり、暮らしやすかったりいろいろあるけれど、私は「お水の確保」が結構上位にありました。

水を確保する2つの理由

理由1

これから先自分が生きていく時間の中で、もしかしたら「お水の代金が上がる」ということがあるかもしれない。もちろんどれくらい上がるかわからないけれど、そのときにそれを買い続ける経済力(価値観)は自分にはないだろうな、と考えていました。

理由2

それと。世界のどこであってもお水を手に入れることが問題になってほしくない。と思っているから、早くそれ(理想)を現実にするために自分ができることは、私がお水から自由であること。よくわからない思考でしょうが、自分が豊かでないと人の豊かさを願えない、というのと一緒かな。

願わくば井戸つきの物件

というわけで移住先は「どこでもいいけど、井戸があったり、敷地内に小川が流れているようなところだとすごくうれしい」と思いながら探していました。

そこそこの町に井戸つきの家があるわけもなく、田舎であっても井戸があるわけでもなく、探してみると結構な難問でした。

友人知人を頼っても見つからなくて、次は一つ一つ市町村の移住サイトをあたって探しました。

今の家に決まったのは偶然ですが井戸がありました、ラッキーでした。

井戸水のある暮らし

井戸水がある暮らしとなるとタダだし(ポンプの電気代のみ、月に数百円くらいかかる)蛇口をひねれば普通にお水が出るし、温水器もあるからお湯も出るので、上水道での暮らしと変わらないと言えば変わらないのですが、

  • 冬になると蛇口が凍結するほど寒い地区なので配管も凍る、間が悪ければ配管破裂します。(修理費3,4万円)
  • 水圧はあるけれど、シャワーが使えるほどはない。シャワーは飾りです。
  • 排水から流したものは巡り巡って自分が飲む。洗剤でもなんでも「飲めるかどうか?」考える。
  • すごく大雨がふるなどしたら、水が濁る(土の中は見えない)
  • 口内炎ができておかしいなと思ったら井戸の中でアナグマが死んでいた。(網が破れていた)
  • 水質検査してるわけではない(昔は大丈夫だったらしい)

極寒の日、ヘロヘロになって帰宅したら寒さで2Fのトイレの配管が破裂して水が流れ続けていた無情。

水は買わない。空気も買わない。

子供のころに父が転勤になり、岡山から大阪へ移ったことがあります。

帰宅すると時々母が「今日はとても水道が匂うの。蛇口を締めてても匂う。。。」と青い顔をして過ごしていました。まさに「水が合わなかった」んだと思います。

数年住みましたが、母の好物の煮魚が食卓に上ることは一度もありませんでした。(母は海の町出身)

その記憶のせいか、住んでいる土地の水を「こんな水、飲めるか」とお水を買っている話を聞くととても悲しい気持ちになってしまいます。

だって、住んでいる土地の水を飲むことができないなんて。

そんな土地に自分の命を預けているなんて。

「こんな空気吸えるか」と空気を買うような話だと思いませんか?

それにお水を買うということは「誰か」のお水ですよね?それって誰??

「水と生きる」だから選ぶ。

「水と生きる」っていい言葉ですよね。

企業には個人でできないことがたくさんできるから、お任せしたいこともたくさんあります。

上水道も企業も「信頼できる」から飲むことができる。

でも私たちは水と生きるから、だからあえて選ぶ。自分にとって大切なお水ですもんね。

今は移住という形で水を選ぶことがたやすくできると思う。上水道は地域によって料金でも結構違うんです。

以前住んでいた岡山県倉敷市、安いですね。

他都市別水道料金比較

 

今一度立ち返りたい

今回久しぶりに水の出ない生活をして、お水の使い方を立ち返るいい機会になりました。

もっとお水を大切に大切につかわないと、もったいないですね。

もし私がお水を買っていたら、水が出ないと文句を言い、おいしくないと文句を言い、長生きする水や美容に効く水まで求めて、水の営みのことなど考えもしなかっただろうと思います。

今は普通にコックを開けてポンプのスイッチを入れると半日で井戸は空になってしまいます。

敷地内で漏れていないことはわかったので、漏れているとしたら広大な竹林の中です。

これからコックから出ている配管をたどって配管の破損部分を見つけます。

言うのは簡単ですが、そのためには竹を伐採して、埋まった配管を手で掘り進める作業が必要になってきます。

配管図などないので、地面に図を描いて予測してみるものの配管がない。

どこかわからない場所を探すのは、どれくらいかかるかわからない時間と体力、何よりエネルギーが必要です。

(業者さんに頼むと1日3万円(2人分)かかると以前修理に来てもらったときにそれとなく聞きました)

自分たちで作業しようと思えばすごく大変だし、見つけるまでどれくらい続くかわかりませんが、それでも井戸水でよかったと思います。

一緒に暮らしている友人が今回のことでぼそっと「あぁ、また生きる力がつくなぁ~」と言った一言に尽きるのですが、そういうことです。

欲しいものや結果を引き寄せる力もおもしろいのですが、私がおもしろいなと思うのは直感や直観の方。

直感っていうのは神さまや宇宙から来るんじゃなくて、蓄積された自分の経験からひらめくもの。

体をつかってヘトヘトになりながら、どこかわからない破損場所を探し回る、言ってみれば非効率なムダな作業から直感が磨かれていくんですよね。

人生というロープレゲームで経験値が上がるたびに直感が増し、増すことで少しずつ自然のような大いなるものと合致していく感じがします。

人生にムダな経験はないのだなと思えてくる。

ムダな経験はないけれど、経験を高めることはできる。移住という選択もその一つ・・・ということで井戸水とか破損とかいろいろあるけど、結構おもしろいよ!という移住のおススメでした。

 

 

 

 

 

 

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